高難度プレスを実現する独自技術
付加価値の創造
コアバリュー01
ニッパのプレス加工
ニッパではプレス加工の独自技術を多数保有しており、自動車関連等さまざまな分野で欠かせない部品の、製造から後処理工程まで自社で一貫して行っています。
プレス加工とは
プレス機で圧力をかけて形を作り上げる加工法(金属プレス加工ともいわれます)で、素材である金属を強い力で金型に押しつけて変形させて望む形状に仕上げる加工方法です。
ニッパでは、トランスファプレス、順送プレスを多く所有しています。
プレス加工の代表製品
01ハウジングサプライポンプハウジング
ハウジングサプライポンプハウジングは、直噴高圧ポンプの構成部品として使用させています。
直噴高圧ポンプは、エンジンカムで駆動され、電磁弁の開弁時期で吐出量を制御する部品に使用されています。
「吸入、調整、圧縮」を行い、低圧燃料を高圧燃料に変換し吐出するガソリン車において重要な部品の1つです。
02ダイヤフラムセンサ
ダイヤフラムセンサは高圧センサの構成部品として使用させています。
熱膨張による内圧変化を検知する重要な部品です。
高圧センサはエアコン、排気圧センサ、エンジン燃圧、ブレーキ関係など、自動車部品のさまざまな箇所に使用されています。
ニッパではプレス加工分野においてもさまざまな技術の深化を行っており、高精度化の追求、難加工素材の成形、SUS極薄加工技術の向上等、他社に追随できない技術力を磨き続けることで、お客様に付加価値を提供しています。
ニッパのプレス技術の進化
私たちニッパは1946年から自動車部品の製造業に転換して以来、長年培ったプレス加工のノウハウを元に今ではさまざまな分野の製造に携わっており、お客様から信頼される製品を提供しています。
海外にも拠点を構え、現地生産を実現しています。
さまざまな車両に搭載
多くのお客様に我が社の製品をご採用頂いております。
2輪
4輪
大型車両
農建機
その他EV
ビール樽の
キャップ
船
電化製品
板厚25μmの加工開始
ニッパのプレス加工4つの強み
一貫生産体制
自社で一貫生産を行っているからこそ受注時からお客様のご希望に応えやすく、一社で完結できるためにスムーズなコミュニケーションで、納期も早く仕上げることが可能です。一社完結の実現のため、ニッパでは後工程のノウハウ習得にも力を入れています。
ブランク抜き 自動投入
高歩留まりな多列抜きを行い、ブランク自動投入機を用いて高生産性を実現しています。
プレス加工
順送プレス、トランスファプレス、MIMSを用いて、製品の特長に合い、お客様ニーズに対応可能な設備を揃えています。
後工程(横欠き自動装置、溶接など)
全周横欠き製品を実現させる自動装置やボルト溶接を行う自動装置を配備しています。
さまざまな製品要求に合わせたライン構想を実現することで、お客様ニーズに対応可能な短納期化を実現しています。
独自装置MIMS Press Lineの開発Multiform Inline Modules
多種対応・変化の強いプレスシステムを実現
従来のプレス機の選定は、製品に対してプレス能力・製品サイズ・工程数などの制約がありました。
MIMSはこれらの制約が少なく多種対応・変化の強いプレスシステムを実現しています。
搬送機構には、プレスの上下運動を利用したカラクリ搬送機構を用いて、加工スピードを上げ、生産性向上に力も入れています。
精密プレス
通常では加工困難な特殊SUSの極薄材料(20~30μm)を、当社の独自技術で高精度なコルゲート成形を加工油レスで実現しています。
また、Heリークを用いた自動検査で微小リークを全数保証しています。
プレス
独自技術による高精度成形
トレイ整列
プレスから排出された製品をトレイへ自動整列
リーク検査
Heを用いた高精度検査
外観検査
2μm程度の傷・打痕を全数検査
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プレス
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トレイ整列
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リーク検査
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外観検査
現場力
現場モットー『不良を作らない工程監視』
私達は品質向上活動の中で『良く見る活動』を行っています。
製品を良く見ることで不良品が発生する前の予兆を検知し、アクションを起こすことで不良品を作らない活動をしています。
また、問題解決や改善活動で得たノウハウやスキルを、部門の垣根を超えて知識を共有することで、相乗効果によりさらに現場力の向上を図っています。
若手が活躍する職場『モノづくりは人づくり』
カンコツ作業を標準化することで、ベテラン社員のノウハウを若手社員に技能伝承し、若手社員が最前線で活躍しています。
さらに女性社員もプレスオペレータの一員として活躍し明るい雰囲気で生産を行っています。
より高い品質を目指し、日々進化し続けています。