キャップ製造⽼舗メーカーの経験とノウハウ
進化し続ける自働化技術
コアバリュー03
ニッパのキャップ組付け
国内シェア70%,海外シェア20%を越えるニッパのラジエータキャップの組付け技術についてご紹介します。
ラジエータキャップとは
ラジエータキャップとは、モビリティ内で高温になった冷却水を冷やすラジエータの蓋(キャップ)のことを指します。しかし単なる冷却水の漏れ防止用の蓋としての役割だけでなく、キャップ内のスプリングがラジエータ内の圧⼒を適正な状態に保ち、エンジン等のオーバーヒートを防いでくれる重要な部品です。
ニッパでは、モビリティにおいて欠かせない重要部品、ラジエータキャップの製造を主力事業として成長させ続けており、現在では国内70%、海外20%越えのシェアを誇っています。
さまざまな業界のお客様への導入実績があり、その経験とノウハウを活かしながら技術を磨き続けることで、お客様にトップメーカーとしての信頼と、オンリーワンの価値をご提供しております。
ニッパのキャップ製造のキャリア
私たちニッパは、ラジエータキャップの製造を1955年から開始しており、長年ノウハウや技術を積み重ねてまいりました。M,L-CAPやS-CAP、N-CAPなどバリエーション豊かなキャップの製造を行っています。
さまざまな車両に搭載
多くのお客様に我が社で製造したキャップをご採用頂いております。
2輪
4輪
大型車両
農建機
その他EV
ニッパのキャップ組付け4つの強み
一貫生産体制
部品加⼯から組付け・検査までの工程をすべて自社⼯場で⾏うことにより、無駄のないスマートな⽣産体制を構築しています。
プレス加工・樹脂成形
キャップを構成しているプレス部品や樹脂部品は、すべて⾃社で⽣産を⾏っています。
⾃動組付け
⼤小さまざまな形状の部品の組付けラインにおいて、部品供給から加工までを⾃動で⾏っています。
自動検査
製品要求に合わせた⾃動検査システムの仕組みを構築することで、全数保障を実現しています。
培ってきた技術力
キャップ製造の⽼舗メーカーとしてさまざまな組付けのご要望を実現し続けてきたことで、多種多様な組付け技術を開発・保有しております。長年の歴史で培った技術でお客様ニーズに寄り添い、より満足頂ける製品をご提案・ご提供しています。
さらに、機械による自動化に積極的に取り組んできたことで部品供給から加⼯、検査までの一連の工程の自動化を実現しています。サイクルタイムが短縮され、⼤量⽣産が可能となり、世の中の需要の変化にも柔軟に対応することができます。
近年ではIotを導⼊しラインの稼働率や、チョコ停(一次的なトラブルによるラインの停止)の⾒える化にも⼒を⼊れており、⽣産性の向上に取り組んでいます。
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ストッパ締結
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スポット溶接(Nキャップ)
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超音波溶着(樹脂ねじキャップ)
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ラベル貼り
検査・品質管理力
部品加⼯から組付け・検査までの工程をすべて自社⼯場で⾏うことにより、無駄のないスマートな⽣産体制を構築しています。
現場力
本社工場での取り組み金属キャップの製造チーム
生産課が現場改善の主役となる
常に生産ラインを高稼働率で維持するために『クイックアクション』を心掛け、簡単な修理・調整は生産課で実施しています。
また、高難度な課題に対しては生産課で調査した情報を基に技術・設備保全部門へ連携を呼びかけ、各分野のプロフェッショナルと協力しながら課題解決へ取り組んでいます。
設備を大切に
工場内には、長いものでは約30年以上稼働している設備もあります。
稼働歴の長い設備も安全に正確に使用できるよう、現場では日々の些細な変化をしっかり捉えることが重要になります。
通常時と違う異常やアクチュエーターの動きの違いを毎日チェックすることにより、未然に故障を防ぐことができ、今もなお現役選手として活躍しています。
磐田工場での取り組み樹脂ねじキャップの製造チーム
一人一人が設備のドクター
私たちの現場では設備の調整、修理を作業者自ら行っています。
生産現場で実施することにより、設備は常に万全な状態に保たれ、高稼働率を維持することができます。
そのためにも、まず『設備をよく知る=正常を知る』ことを強く意識しており、現場の社員は自分達が扱う設備のことは『誰よりも熟知している』という自負を持っております。
明るい現場
日々の生産活動の心掛けの一つとして、ニッパでは『楽しく仕事をする』ということを意識しています。
些細なことであってもお互いが声を掛け合うことで、コミュニケーションが生まれ、互いの意見交換も多くなっていきます。
現場で発生する課題に対しても、活発な意見交換によりアイデアが生まれ、課題解決へと繋がっています。
明るい現場をつくることが、より良い製品づくりに繋がっていると私たちは考えています。
より高い品質を目指し、日々進化し続けています。